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冤罪DVで離婚を迫られた。神奈川県40代男性の相談事例

でっち上げDVは離婚協議が不利になります。反証を出せる準備はできていますか?

冤罪DVとは?

DV(家庭内暴力)の問題は年々深刻となり、社会問題化しています。2001年にDV防止法が制定されてからは被害者側に手厚い保護の必要性が叫ばれています。DV(家庭内暴力)の被害は行政や警察などに相談して然るべき保護を受けることができますが、一方で、本来であればDVとまではいえないような夫婦間での不和が、DV問題としてでっちあげられてしまっている場合も残念ながらあります。DV被害者に対する手厚い保護の制度が、逆に悪用されてしまっている場合があるということです

これが、「DV冤罪」「でっちあげDV」の問題です。

DV冤罪のでっちあげは、被害者側の悪意なく、過失によって生み出されてしまうこともありますが、「有利な条件で離婚をしたい」という意図のもと、悪意をもって計画されることもあり、実際には加害者でありながら周囲に被害者の様に振る舞うケースもあります。DV冤罪までして早急に離婚しようと求めてくる相手に対して、時間的な余裕の十分にない中、嘘をついていることを暴いて戦っていかなければなりません。

 

なぜDV冤罪がでっちあげられるのか

DV冤罪がでっちあげられる最大の理由は、「有利な条件で離婚をしたい」ということです。

離婚をする際にはまず離婚条件を決めなければなりません。離婚条件には、子どもに関する条件(親権、監護権、面会交流、養育費など)とお金に関する条件(財産分与、慰謝料、年金分割)がありますが、当事者間で求める条件に開きがあると、早期に離婚をすることが困難になるケースがほとんどです。

これに対して、片方がDVをしていたのであれば、離婚条件のうち、特に慰謝料について有利な判断を得ることができます。子どもに暴力をふるっていたり、そこまでいかなくても子どもの前で暴力的な行為をして子どもの成長に悪影響を与える可能性のあるような場合、親権の判断においてもDVが不利な影響を及ぼします。

更には、明確な離婚原因(不倫や暴力)がなく、相手が離婚に反対している場合、民法770条1項に定められた法定離婚原因がなく、離婚が頓挫してしまうことがあります。法定離婚原因は次のとおりで、DVは、民法7701条1項2号「配偶者から悪意で遺棄されたとき」もしくは5号「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に当たる可能性があります。

法定離婚原因(民法770条1項)

  • 配偶者に不貞行為があったとき
  • 配偶者に悪意で遺棄されたとき
  • 配偶者の生死が3年以上明らかではないとき
  • 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
  • その他、婚姻を継続しがたい重大な事由

この様にDVが離婚協議を進めていく上で充分な理由となることがわかると思います。これらをでっちあげられた時に反証が出せる準備をしておかないと、根回しされた後では覆すことが困難となってしまいます。

不倫相手と一緒になる為にでっち上げるケースが大半

ではなぜDV被害を偽装してまで離婚協議を有利に進めようとするのでしょうか?

大半の冤罪DV被害者は男性です。社会的な立場や身体能力的にも女性の方が弱いとされていて、実際のDV被害者のほとんどは女性です。その社会的保護を受けられる立場を利用して冤罪DVを行うのです。そして、DV被害を主張する裏で本当に離婚をしたい理由は不倫相手と一緒になりたいという方ばかりなのが現実です。自分が不倫をしていて離婚となった場合と、DV被害を理由に離婚するのでは雲泥の差があります。

もし、あなたの配偶者が普段の言動などにちょっとしたことでもDVやモラハラを訴えてくる様な環境であるならば、偽装DVを理由に離婚する準備をしているかもしれません。その裏にある真意を見抜き、早めの対処を行うことをお勧めします。

実際にあった被害事例

この項では、実際に弊社でご相談から調査に至ったまでの事例を一部ご紹介します。

相談者 神奈川県在住 40代男性

最初に相談があった時に伺った状況では、妻からの暴言がひどくすぐに口論になってしまう為、関係を修復したいとのこと。我々が探偵の業務で関係を修復したりする工作などは難しい為、無料相談の範囲で状況を聞いたり関係性の修復方法などの提案を行なったりしているだけでした。

妻からの暴言に耐えきれず言い返すと、ヒステリックを起こし泣きながら実家に帰ったりしている状況でした。その際に子供を連れて行かずに一人で飛び出していく為、子供の世話をするために仕事にも影響が出たり、相手の実家まで迎えにいくと相手家族からも暴言を吐かれたり締め出しをくらったりする状況です。奥さんは自分の都合の良い様に被害者だと言い張るため、相談者には誰も味方がいない状況。それでもなんとか関係を取り持ってきたが、そもそもなぜ自分がいつも悪者にされてしまうのか理不尽を感じている日々であったとのこと。

そこで弊社ではモラハラやDVをしていないのであれば、口論の内容や日時などのメモを取ることと、できれば録音をすることを提案しました。そしてこの1度目の相談は終えるのですが、数日後にまた同じ相談者から電話がかかってきました。

「妻が昨晩また騒ぎ立てて、今日仕事中に幼稚園から電話があり迎えがきていないと言われた。仕事を早退して幼稚園に迎えに行った後家に帰ったら、DVが耐えられないから離婚すると書き置きがあった。その後、妻には電話もつながらず実家にも帰っていないということがわかった」という内容でした。家出の様な状況なので弊社でも調査を行う準備をしていましたが、その翌日実家から連絡があり帰宅したとのことで調査を行わず経過を見ることとなりました。ですが、実家に帰らずどこにいたのかを問い詰めても「友人の家に匿ってもらってた」と言われ、違和感を覚えたとのこと。友人ならば子供を放置してまで匿うなんてことがあるのだろうか?あまりにも不自然な状況と普段から被害者ぶって離婚をしたいと言ってくる状況から考えて、不倫をしている様な気がすると感じたと仰ってました。そこから弊社で不倫をしている人の特徴や行動パターンなどを聞いてみると合致するパターンが非常に多く、今回の離婚騒動の目的が不倫を隠して有利に離婚しようとしている可能性が高くなってきました。その後、依頼者は離婚協議を進める前に不倫調査をすることとなりました。

調査結果とその後の対応

基本的には離婚協議に入ってしまってからでは証拠の収集は難しくなります。ですが、今回のケースではそもそも相手側はDV工作を意図的に行なっているのも関係して警戒をしている様子はありませんでした。調査を行った結果、あっさりと不倫している状況が掴めてしまいました。相手の男性とは土日にラブホテルで密会している様子が見受けられ、相手男性の職業や住所、いつから関係が続いているのかも判明しました。

その後、依頼者は証拠をもとに弁護士に依頼し、不倫の慰謝料請求の他にも妻に対して名誉毀損の方向でも慰謝料請求することを検討すると仰っていました。

些細な悩み相談でも可能です、一人で抱え込まずに相談してください

今回のケースでは、夫婦関係を修復したいという相談から不倫が発覚しました。

冤罪DVの恐ろしいところは、加害者でなくても白い目で見られて相談に乗ってもらえないケースが多いことです。行政でのDV被害者を保護する施設などでは被害者の意見しか加害者でなくても白い目で見られて相談に乗ってもらえないケースが多いことです。行政でのDV被害者を保護する施設などでは被害者の意見しかまともに聞きません。それは本当に被害に遭っている方を保護するために必要だとはいえ、悪用する人間がいることもまた事実であり、周囲の証言などをうまく操作していけば冤罪を否定するのはどんどん難しくなっていきます。冤罪というものは真実が白でも結果が黒になってしまったら覆すのはほぼ不可能です。

弊社では探偵の業務外であっても対応可能な範囲で悩みを聞かせてもらっています。その中で弊社で何かお手伝いができることがあればと思い、無料相談フォームを開設しております。対応は24時間電話またはメールにて受け付けております。まずは一度、お問い合わせください。